僕はスキーヤーだった 2
もっとも戦略的なスキー場はどこか?と問われれば、僕 は迷わず、八方尾根を挙げる。山頂から数キロを一気に 滑り降りる快感は堪らない。雪質の良さなら北海道。う ぬぼれスキーと言って北海道では自分がワンランク上の スキーヤーになったと錯覚する。上越のザラメ雪に足を ばらばらにされた人はニセコで自然に板が揃う事に痺れ るだろう。ただ、難点は雪がいいだけに超寒い。南国育 ちにはとてもこたえる。立山とかでは真夏にTシャツで残 雪でスキーが楽しめる。ショート履いて100m程。登山客 がもの珍しそうに眺めて歓声を上げる。うれしい。 スキー場はどんな小さな所でもそれぞれ個性がある。ス ロープの真ん中に温泉があったり、越後湯沢のように駅 前にスキー場&温泉の所もある。蔵王の樹氷はすごい。 まさにモンスター。朴訥な地元の人の歓迎も心地よい。 ザウスと言う人工スキー場もあった。ファッションだね。 苗場などは一コブ一人と言う程混雑していたが、バブル 崩壊後、スキー人口も大分少なくなったようだ。また、 沢山の人が楽しめる時が来て欲しい。燃えるスポーツだ。 写真はヘリコプタースキーの発着場。ここから山頂まで 一気に上る。ドアも開けっ放しなので、なんだか地獄の 黙示録気分。雪ちゃんはヘリの爆音に驚き「あたし、や あ〜〜めた」と引き返す所である。彼女は危機察知能力 が抜群。カナダの氷河を滑るのが夢だったなあ。 長野では夏はテニスのコーチ、冬はスキーのコーチをや っているペンションのオーナーも多い。鹿児島もそうい うスポーツを楽しむペンションとか増えるといいな。 |