だったシリーズ8 スキーヤー2



僕はスキーヤーだった 2

もっとも戦略的なスキー場はどこか?と問われれば、僕
は迷わず、八方尾根を挙げる。山頂から数キロを一気に
滑り降りる快感は堪らない。雪質の良さなら北海道。う
ぬぼれスキーと言って北海道では自分がワンランク上の
スキーヤーになったと錯覚する。上越のザラメ雪に足を
ばらばらにされた人はニセコで自然に板が揃う事に痺れ
るだろう。ただ、難点は雪がいいだけに超寒い。南国育
ちにはとてもこたえる。立山とかでは真夏にTシャツで残
雪でスキーが楽しめる。ショート履いて100m程。登山客
がもの珍しそうに眺めて歓声を上げる。うれしい。
スキー場はどんな小さな所でもそれぞれ個性がある。ス
ロープの真ん中に温泉があったり、越後湯沢のように駅
前にスキー場&温泉の所もある。蔵王の樹氷はすごい。
まさにモンスター。朴訥な地元の人の歓迎も心地よい。
ザウスと言う人工スキー場もあった。ファッションだね。
苗場などは一コブ一人と言う程混雑していたが、バブル
崩壊後、スキー人口も大分少なくなったようだ。また、
沢山の人が楽しめる時が来て欲しい。燃えるスポーツだ。
写真はヘリコプタースキーの発着場。ここから山頂まで
一気に上る。ドアも開けっ放しなので、なんだか地獄の
黙示録気分。雪ちゃんはヘリの爆音に驚き「あたし、や
あ〜〜めた」と引き返す所である。彼女は危機察知能力
が抜群。カナダの氷河を滑るのが夢だったなあ。
長野では夏はテニスのコーチ、冬はスキーのコーチをや
っているペンションのオーナーも多い。鹿児島もそうい
うスポーツを楽しむペンションとか増えるといいな。

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