僕は貧相だった。 これは僕の大学時代の写真である。古い写真だが僕のお 気に入りである。3年生かそこいらの頃である。まあ、学生 時代は僕らの思い出は「金がない」。仕送りが来るととり あえずインスタントラーメンを30個買って、月末に素寒貧 になって飢え死にしないための予防にしていた。これが最 初のリスクマネージメントだ。ナンチテ この頃はスポーツもやっていなくて、栄養状態も悪いため か胸の辺りがげっそりしている。髪も長髪であった。勿論 毎日洗髪なんてありえない。Tシャツのラドクリフについ てはキャンパスで教授に「女子大のシャツ着るんですか」 とからかわれた。ハーバードよりかっこいいじゃないのと 思っていたがどうだろう。ジーンズもだんだんデブになる に従ってはかなくなった。これは測量をしている所だ。 病気をして体がげっそり痩せて、この頃と同じ位の体重に 一時なった。どうなるかと言うと体がしわしわになるのだ。 そこが若者との違い。筋肉や脂肪がなくなるので、椅子に クッションがないと痛くて座れない。でもやっと、体重も 適正になり、俊敏さも戻ってきた。ペットボトルの蓋も開 けられる。皆さんのおかげと感謝してます。少しはご恩返 しがと願っているこの頃である。 |