だったシリーズ16 貧相

僕は貧相だった。
これは僕の大学時代の写真である。古い写真だが僕のお
気に入りである。3年生かそこいらの頃である。まあ、学生
時代は僕らの思い出は「金がない」。仕送りが来るととり
あえずインスタントラーメンを30個買って、月末に素寒貧
になって飢え死にしないための予防にしていた。これが最
初のリスクマネージメントだ。ナンチテ
この頃はスポーツもやっていなくて、栄養状態も悪いため
か胸の辺りがげっそりしている。髪も長髪であった。勿論
毎日洗髪なんてありえない。Tシャツのラドクリフについ
てはキャンパスで教授に「女子大のシャツ着るんですか」
とからかわれた。ハーバードよりかっこいいじゃないのと
思っていたがどうだろう。ジーンズもだんだんデブになる
に従ってはかなくなった。これは測量をしている所だ。
病気をして体がげっそり痩せて、この頃と同じ位の体重に
一時なった。どうなるかと言うと体がしわしわになるのだ。
そこが若者との違い。筋肉や脂肪がなくなるので、椅子に
クッションがないと痛くて座れない。でもやっと、体重も
適正になり、俊敏さも戻ってきた。ペットボトルの蓋も開
けられる。皆さんのおかげと感謝してます。少しはご恩返
しがと願っているこの頃である。

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