僕は催眠術師だった。 写真の女性、つっぱりネエちゃん達ではない。エアロビのインスト ラクター達である。僕がエアロビ教室に通い始めてそこの経営者 がテニススクールも作りたいとの事で彼女達をコーチに養成す る事になった。僕のエアロビは体が硬いのでさっぱりだめであっ たが、彼女達はもともと運動神経がいいんで見る間にうまくなっ た。男のインストラクターもいて彼はスキーが専門でテレビのカ メラマンを背中に背負ってコブを下る撮影をしたりしてた。凄い の一語。彼女達と六本木のクラブに行くとあまりにもダンスがう まいのでハウスの子達からヤキモチをやかれる。。。 で、本題は催眠術。なんだか怪しげ。。。僕が催眠術できるよと 言うとはっきり年代で分かれる。40-50代以上女性は「私は絶対 にそういうものにかからない」と断言する。50代以上の男性は基 本的に協力的である。術者としてはどの人がかかりやすいか見極 めるのが大事である。例外なくかかりやすいのは女子高校生。彼 女達は「催眠術をやるよ」と言った途端にもう半分位掛かってる。 好奇心がとても強いのだ。占いとか芸能人とか日常性がないもの に大騒ぎする心境に似てるかも知れない。 で、圧倒的に掛かりにくいのは50以上の男性。心の揺れが少ない。 だから協力的ではあるのだがかかりにくい。 僕の師匠はマジシャンだった。マジックには興味なかったが、コ インが回転し始めたり、手が頭から離れなくなったりするのがと ても面白かった。催眠をかけられた状態はとても心地よい。集中 力もぴ〜〜んと張っている。だから記憶力も抜群だ。運動をした 後のクーリングダウンの時はある意味まさに催眠の入口状態。だ からよくエアロビクスの後に彼女達にかけてた。テニスに応用し たいと考えていたけど道半ばで出来なくなった。これから先、ま たトライしてみたいジャンルだ。 同期の女性達に「かけさせて」と言うと「やだ!変態」と言って 逃げ出すだろう。。。はあ。。この偏見が立ちふさがるのだ。。。 |